专利摘要:
本発明は,有機発光ダイオード(OLED)に基づく照明器具(10)に関する。照明器具(10)は,支持材の上に,少なくとも1つの有機発光層(OLED層)と,少なくとも1つのアノード層およびカソード層とを備えると共に,これらの電極層を電気的に接触させるためのコンタクト手段を備える層配列(15)を有している。本発明によれば,OLED層と,少なくとも1つの電極層とを,支持材として機能する形状が安定した回転面の内側に形成させることが提供される。本発明によれば,ガラス,プラスチック,又は他の光透過性の材料から構成される,十分に又は完全に閉ざされた中空体(11)の内表面は,支持材として機能する。本発明は,従来の白熱電球又は蛍光灯と互換性を有し,従ってこれと交換可能なように形成された,有機発光ダイオードに基づく新規の照明器具(10)を実現する。
公开号:JP2011507170A
申请号:JP2010537315
申请日:2008-12-11
公开日:2011-03-03
发明作者:エムデ,トーマス
申请人:エムデ プロジェクツ ゲゼルシャフト ミット ベシュレンクテル ハフツング;
IPC主号:F21K99-00
专利说明:

[0001] 本発明は,有機発光ダイオード(OLED)に基づく照明器具に関する。この照明器具は,支持材上又は支持材内に,少なくとも1つの有機発光層(OLED層)と少なくとも1つのアノード層および/又はカソード層とを備えると共に,これらの電極層を電気的に接触させるためのコンタクト手段を備えている。本発明は,さらに,上述のような照明器具の製造方法に関する。]
[0002] 最近,数年前に開発されたOLEDの,照明器具としての実用的な価値が高まってきている。これは,OLEDの光放出および発光効率が向上し続けているからである。既に,例えば,効率が35(lm/Watt),それどころか60(lm/Watt)以上までの,輝度が1000cd/m2であり,寿命が100,000時間であるOLEDを製造することにも成功している。OLEDは,平面状の支持材の上に,例えば数ナノメートル(nm)の非常に薄い層において形成される。支持材には,例えばガラス板といった,薄い板状の長方形の基板が用いられることが多い。従って,OLEDに基づいた照明器具のこれまでに公知の用途では,これらの照明器具は全て,平面状の光源と見なされている。これらは,上述のような板状の支持材の上において利用可能なOLEDを前提とするからである。]
[0003] このような種類のOLEDの,長方形の硬い支持材上の多層状の平面状の光源としての典型的な利用が,DE第 603 06 720 T2号に記載されている。ここでは,1つのOLED層,2つの電極層,および,1つの封止被膜が,透明な支持材の上に形成されている。この支持材の一端には,舌状の区域においてコンタクトが設けられている。このコンタクトは,開口部を有する一種のソケット枠の中に差し込み可能になっているので,コンタクトを行うことが可能になっている。この公知のOLEDの欠点は,まず,このOLEDが,製造者によって,平らな,平面状の,かつ板状の光源として,長方形の支持材上に規定されており,このため,後に使用する者にとっては,このような光源の使用には,既に制限が存在しているという点である。他の欠点は,これまでに公知のこの種のOLEDでは,板状のOLED支持材のエッジ領域において,技術的課題が存在していた。なぜなら,エッジ領域には,有機発光ダイオードの非常に薄い層の境界線が存在しており,この境界線は,光の放射を不均一にし得るからである。このエッジ領域では,例えば,電荷キャリアの流れが阻害され得る。従来の長方形の支持材上のOLEDでは,このエッジ領域内の発光層は,ほぼ破損されている。有機材料は,水分および酸素に対して敏感であるため,通常,有機発光層を封止することが不可欠である。]
[0004] DE第 603 06 722 T2号には,ある領域を照射するための半導体光源について記載されている。この半導体光源は,硬質の支持材と,前記支持材に固定された,フレキシブル基板と,前記フレキシブル基板の上に存在する有機発光ダイオード層であって,当該OLED層に電気エネルギーを伝達するための第1の電極および第2の電極を備える有機発光ダイオード層と,OLED層上の封止被膜と,前記第1の電極および前記第2の電極に電気的に接続され,前記封止被膜の上方を伸びる第1の導体および第2の導体と,前記硬質支持材に接続され,ホルダ内に取り外し可能に収容するためのコネクタとを備えている。この文献に記載された解決方法の可能な一変形例によれば,OLED層を支えている平らな長方形の支持材に,ホルダを有するソケットが設けられている。このホルダは,従来のホルダの寸法に適合する寸法をしているので,従来のものを,このように形成されたOLEDベースの照明器具に,交換することが可能である。]
[0005] 同じく,上述の文献に記載された一変形例では,OLED層を,例えば箔の形をした,フレキシブル基板の上に形成させることが提案されている。その後,この箔は,ガラスから成る例えば円筒形の支持材の上に,場合によってはらせん形に巻き付けられ得る。こうすることによって,OLEDベースの円筒形かつ管状の照明器具が得られる。この照明器具は,ここでもホルダを有していてよく,従って,従来の白熱電球又は蛍光灯と交換可能な照明器具である。しかしながら,この変形例では,まず,基板として機能する箔を,OLEDの機能に不可欠な層でコーティングし,その後さらなる製造ステップにおいて初めて,このようなOLEDでコーティングされた基板(箔)を,円筒形の支持材の上にも形成させることが可能である。これは,OLEDでコーティングされた基板(箔)が柔軟だからである。支持材としての柔軟な箔の上に形成されたOLEDの欠点は,この柔軟なプラスチック基板の酸素および空気湿度の透過性が高すぎるため,こういった場合に,有機層が十分に保護されないという点である。]
[0006] ある程度柔軟な,有機層用の支持材を得るために,非常に薄いガラスを用いることについても,既に検討されている。しかし,薄いガラスは加工が難しく,また,従来から用いられている,例えばインジウムスズ酸化物といったアノード材料は,硬質材料であるため,壊れ易く,このような支持材を広げる際に,電極層が破損されることもある。]
[0007] DE第603 06 722 T2号に記載された3つ目の変形例では,最初に,ここでも長方形の平坦かつ均一の支持材を,フレームと共に製造し,前記支持材を,OLED層および電極でコーティングして小型化された形態であるが,その後,この,いわば照明器具を既に形成している平面状の長方形のOLED素子を,ホルダを有するソケットを備えた白熱電球の形のガラスフラスコの空洞の中に入れて,前記OLED素子を,白熱電球のフィラメントと置き換えて,OLEDベースの白熱電球を実現することが提案されている。しかしながら,この方法は,従来の平面状の支持材の上にいわば従来のOLEDを製造した後に,この素子を中空体の中に入れるという追加的な作業ステップを必要とする。このため,製造工程は比較的手間がかかる。この解決方法のさらなる欠点は,光の放出に作用する面が比較的小さなOLEDしか用いられない点である。照明器具の光度は,このOLEDの面積に比例しているので,得られる光放出もわずかになる。]
[0008] DE第603 06 722 T2号に記載された解決方法の変形例には,例えば伝統的な白熱電球といった従来の照明器具の外観を模倣し,類似の用途にも利用が可能な照明器具を,有機発光ダイオードを用いて製造するという基本的な原理が含まれる。しかしながら,ここでは常に,まずOLED層および電極層が,(箔の形をした)フレキシブル基板の上に形成され,その後,第2のステップにおいて初めて,このフレキシブル基板は,例えば円筒又は切頭円錐の形をした硬い支持材の上に取り付け,例えば,貼り付けられる。このため,フレキシブル基板の上述の欠点は,尚も維持される。またさらに,フレキシブルな支持材上のOLED層に保護層を設ける(OLED層を封止する)必要がある。]
[0009] ここで,本発明について説明する。本発明の課題は,上述の欠点が解消された,多様に適用可能な,および,合理的な連続生産が可能な,OLEDベースの照明器具を,上述の従来技術に基づいて,実現することにある。]
[0010] 前記課題は,本発明に係る,主請求項の特徴を有する,冒頭部分に記載した種類の照明器具によって解決される。]
[0011] すなわち,少なくとも発光層を含む1つの層又は層配列を,支持材として機能する,形状が安定した回転面の内側に形成した本発明によって解決される。]
[0012] ここで,本願における回転面とは,数学的な定義の意味における回転体の表面であり,これは造形曲線が回転軸の周りを回転することによって生じる。このような回転体の例には,球,円筒,円環体,楕円体,楕円から派生したより複雑な形を有する回転体が挙げられる。ここで,有機発光ダイオードの1つの発光層(又は複数の発光層)あるいは層配列は,当該層のための支持材として機能する回転体の内側に形成される(多数の層の場合は連続的に形成される)。複数の層を形成させる場合,第1の(外側の)層だけを,支持材の上に直接形成させ,その後,後に続く層をそれぞれ,既に形成させた各層の上に形成させる。]
[0013] 回転面は,形状が安定している。これはすなわち,層を形成させる時には,回転面は,照明器具の支持材としての機能において,既にその形状を有していることを意味している。従って,最初に,回転体を,好ましくはガラス,プラスチック,又は他の好適な光透過性の材料から形成し,その後,この回転体をコーティングする。上述のDE第603
06 722 T2号に係る従来技術では,最初に,フレキシブルな,従って変形可能な基板をコーティングし,その後初めて前記基板を所望の形状に形成するため,本方法とは異なる処理が行われる。従来技術による方法は,箔又はこれと同様のフレキシブル基板の場合にのみ可能であり,フレキシブル基板は,上述の欠点を有している。ガラス又はプラスチックといった支持材の場合,この従来の方法は考慮の対象とならないであろう。なぜなら,層形成後の変形には,これに適した高い温度が必要となるが,この高い温度によって,OLED層,特に有機エミッタ層は破壊されるからである。]
[0014] 本発明によれば,好ましくはガラス,プラスチック,又は他の光透過性の材料から構成される,十分に又は完全に封止された中空体の内表面は,支持材として機能することが有効である。この中空体は,例えば,形状が安定したプラスチック又はセラミック,あるいは他の光透過性の(透明又は半透明の)材料から構成されていてよい。しかしながら,プラスチックを用いた場合,現在の技術水準に従って,プラスチックが酸素不透過性であるという前提条件が存在する。プラスチックが酸素不透過性であるという点は,従来のプラスチックには十分に当てはまらない場合が多かった。しかし,酸素および水分に対して敏感でないOLED物質が利用可能であるならば,この条件も不要になる。]
[0015] ここで,中空体は,次のように製造されることが好ましい。所望の回転体の形状を設定し,所定の領域においてのみ,1つ又は複数の開口部を残留させる。前記1つ又は複数の開口部は,比較的小さく,後に,例えば,当該開口部を介して適したコーティング素子を空洞の中に導入し,中空体の内表面をコーティングする,例えば蒸着することが十分に可能な程度の寸法を有している。その後,この残留された開口部を封止することが可能である。こうして,完全に封止され,内部がコーティングされた中空体が形成される。この中空体は,密閉かつ防水された状態で封止することが可能である。これによって,本発明に係る幾つかの利点が生じる。特に,OLED配列の敏感な層に保護層を設けること,又は前記敏感な層を封止することが必ずしも必要でない点。支持材として,さらなる基板が必要ない点。通常なら用いられることが多い,OLED層が2つの層の間,すなわち,支持材層と保護層との間に埋め込まれているサンドイッチ構造が必要ない点。回転体の内表面が支持材層を形成し,層配列の内側の被膜は不要となる点。中空体の内部空間は,空気および酸素とは異なる,例えば過少圧力又は過剰圧力下でも存在することが可能なガス状物質によって充填されていてもよく,このため,OLED配列の敏感な層は,このガス状物質によって保護される点。従って,コーティング用の支持材として機能する中空体の覆いが,同時に,OLED層を最も外側の周囲まで保護することが有効である。このため,通常なら必要な,手間のかかる,OLED層又は層配列を封止するステップを省くことが可能である。]
[0016] 本発明の一変形例によれば,用いられる中空体は,予め,電極層のうちの一方を有していてよい。これに応じて,適した,導電性かつ光透過性の,例えばガラス,プラスチック,セラミック,又は他のものなどといった材料が想定可能であり,この場合,中空体の内側には,エミッタ層および別の層が,直接設けられていてよい。外部に対する絶縁が行われていてもよいが,これは必ずしも不可欠なことではない。なぜなら,OLEDは,低電圧領域において動作され,従って絶縁せずに作業したとしても,危険はないであろうからである。本変形例では,支持材(中空体)自体が,第1の電極を形成し,第2の電極が,前記第1の電極と離間されて,例えば,球形の中空体の中心点における点状の電極として,又は円筒形の中空体の軸領域における棒状の電極として,配置されている場合,中空体は,1つの層,すなわち発光層のみでコーティングされていることが可能である。]
[0017] 従来のOLEDに対する,本発明のさらなる優位性は,両電極のうちの一方が,透明でないコーティング材によって,支持材の上に形成されている場合に生じる。つまり,従来の平面状かつ板状の支持材の上に層構造を有するOLEDの場合,透明でない電極では,光の放射は,片側に対してのみ可能であった。そして,第2の電極は,発光層の上に形成される場合が多いので,透明である必要があった。これに対して,本発明に係る解決方法では,透明でない電極を,発光層の上に形成させてもよい。これは,電極層が,(中空体の支持材の表面よりも)内部に配置されているので,発光層は,阻害されずに外部に向かって発光することが可能だからである。これによって,この電極に,他の材料を用いることが可能になる。]
[0018] OLED配列の機能に不可欠な層である,例えば,少なくとも1つの第1の電極層と,少なくとも1つの有機エミッタ層と,少なくとも1つの第2の電極層とを,中空体の内表面の上に,対応する方法において公知の方法に従って,必要とされる順番で次々に,形成させる,例えば蒸着させる,又は,昇華によって形成させる,吹き付ける,印刷する(例えばパッド印刷),あるいは,スピンコーティング法,スパッタリング法,又は回転体を回転,又は揺動するコーティング法によって形成させる。その後,既に形成させた層を保護すると共に,さらなる保護層を設けること,又は封止することを回避するために,中空体を好ましくは完全に封止する。このようにして,例えば,従来の白熱電球又は蛍光灯の形状(球形,フラスコの形,球根形,円筒形)を有しているが,OLEDの照明工学的特性および全利点を有する照明器具が得られる。]
[0019] 既に,本発明に従って利用可能なコーティング法は,平らなかつ板状の支持材をOLEDでコーティングする従来の方法よりも,効率よく用いることが可能である。従来の方法では,コーティング時に,高価なコーティング材が,常に比較的高い割合で失われていた。なぜなら,コーティング材は,基板の上に,所望するように付着しなかったからである。多くの場合,コーティング時の散布により失われた材料を再利用することは不可能であった。この問題は,本発明に係る解決方法によって,解決される。これは,十分に封止された中空の回転体の内表面をコーティングする際には,コーティング材は失われないからである。コーティング装置が中空体の中に導入されると,コーティング材は,例えばスプレーヘッドから,全ての方向に,均一に分布され,そして,同じ様に,コーティングされる面の上にも均一に付着させることが可能である。]
[0020] 本発明に係る解決方法の基本的なさらなる利点は,照明の用途において対応する制限を必然的に伴う,平面状かつ板状の照明器具を設ける必要がなく,例えば形状において白熱電球又は蛍光灯に類似した,いわば点状の光源又は棒状の光源として機能する照明器具が実現されるので,本発明に係るOLEDベースの照明器具を,従来の白熱電球又は蛍光灯と同じ照明工学的用途に用いるために考慮できる点である。これによって,需要が増大し,大量の個数を製造可能になる。これによって,今はまだ比較的高い製造コストを下げることが可能になる。高い光度を有する,節電式の照明器具が利用可能になる。加えて,この照明器具は,例えば,今まで従来のLEDを使用する際に必要であった,ミキシングおよび制御をしなくても,白色,又は所望の光色の有色光を直接提供するものである。ユーザにとっては,この照明器具は機能的であり,光学的印象においても,従来の照明と完全に互換性を有している。このため,市場に急速に定着することが期待される。ここに,これまでに公知の板状かつ長方形のOLEDに対する,基本的な優位性がある。OLED配列の層が,(封止された)空洞内で保護されているため,寿命が長くなることも期待される。]
[0021] DE第603 06 722 T2号から公知の解決方法に対する,さらなる大きな優位性は,本発明では,OLED層を備える中空体のほとんど全ての内表面が,光の放出に利用され,従って,これに対応して,最大限の光放出を実現することが可能である点である。これに対して,長方形のOLEDを白熱電球の中空体の中に取り付ける場合に,光の放出に作用する面の大きさは,本発明に従って実現可能な面のごく一部分に過ぎない。]
[0022] 基本的な利点は,OLED層を,湾曲した閉鎖面の上,すなわち中空体の内表面の上に形成させる点にもある。回転体の内表面として,この面の持つ縁の長さは最小であり,すなわち,例えばフラスコ形の場合,フラスコの(ソケットに向かう)首部領域においてのみ層の終端部が形成される。この縁の長さの,コーティングされた全表面に対する比率は,極めてわずかであるため,上述した,層が終結する境界領域における問題は,全く当てはまらないか,又は極めてわずかな規模においてしか当てはまらない。コーティングのエッジ領域(縁領域)がほとんど存在しないので,本発明に係る照明器具の寿命は,従来の,平面状かつ多くの場合長方形をしたOLEDの寿命よりも,大幅に長いことになる。]
[0023] 照明器具としての,LEDに対するOLEDの基本的なさらなる優位性は,放射された光の色のスペクトルがより広い点である。OLEDの場合,放射された光は,自然な日光により近い。これに反して,LEDは,通常,その発光において著しく単色である。OLEDのこの優位性は,節電式ランプおよびハロゲンランプに対する優位性でもある。]
[0024] 本発明の他の変形例は,公知の蛍光灯に光学的印象において対応し,寸法においておよびコンタクト手段(ランプのソケット)において,従来の蛍光灯と同様に設計可能な,ほぼ円筒形の形状を有する照明器具の製造を可能にする。これは,ユーザの手元にある照明装置において,今までの従来型の照明器具を,本発明に係る照明器具に問題なく置き換えることが可能であるという,極めて大きな利点を有する。同様に,従来の,(フラスコ又はろうそくの形でもある)白熱電球,節電型ランプ,又はハロゲンランプを,本発明に係るOLEDベースの照明器具に置き換えることも可能である。本発明に係るOLEDベースの照明器具は,置き換えられる従来の各照明器具に形状および寸法において対応するものである。]
[0025] 本発明に係る解決方法の好ましい可能な一発展変形例は,中空体の内表面から離間されて,有機発光ダイオードの配列(OLED)の電極のうちの一方として機能する第2の電極が,空洞内に,層配列から分離されて,配置されていることである。この場合,中空体の内表面の上に形成された層配列は,両電極のうちのいずれか一方のみを有している必要がある。第2の電極は,例えば,ほぼ,点状,球形又は棒状,針金状,輪状,平面状,又は格子状であってよく,ほぼ球形の又は球根形をした中空体では,そのほぼ中心点に配置されており,このため,コーティングされた内表面までの距離は,全ての方角において,ほぼ同一であり得る。この場合,空洞は,導電性の気体(又は蒸気)で充填されており,このため,一方の電極から他方の電極までの電荷移動は,気体中に含有される電荷キャリアを介して行われることが可能である。本変形例は,例えば,ほぼ円筒形に形成された中空体の場合にも考慮される。ここで,第2の電極は,例えば,棒状又は針金状であってよい。]
[0026] このような空洞内に存在する気体は,例えば冷却効果といったさらなる有利な影響を,照明器具の光度および/又は寿命に与えることが可能である。照明器具を動作させた場合に自己発光特性を有するガス状物質を,空洞の中に充填してもよい。こうすることによって,例えば,発光する光の光色に影響を与えてもよいし,又は光度を上昇させてもよい。]
[0027] 第2の電極を,導電性の液体から形成し,これを,中空体の中に注入してもよい。この場合,この液体電極は,上述の変形例に係る層配列から離間されて設けられた第2の電極,および導電性の気体と,置き換えられることになる。]
[0028] 好ましい一態様によれば,光放出を向上させるために,例えば,本発明に係る形式の,寸法が異なる複数の中空体を,互いの中に位置付けること,例えば,ほぼ球形の複数の中空体を,互いの中に同心に位置付けるか,又は,円筒形の複数の中空体を,互いの中に同軸に位置付けることが可能である。この,いわば入れ子になった構成によって,形状的に類似した複数の中空体は,同一の空間要件の場合,有効発光面が拡大され得る。]
[0029] 他の好ましい一発展変形例では,両方の電極は,これまでに公知のOLEDと同様,中空体の内表面上の,層配列内に配置されており,この多層のOLED配列は,好ましくは次の層構造を有している。支持材として機能するガラスの内側に直接形成された光透過性の第1の電極層(アノード又はカソード),当該電極層の上に形成された少なくとも1つの有機エミッタ層,前記有機エミッタ層の上に形成された少なくとも1つの第2の電極層。ここで,第2の電極層は,層配列の最も上(最も内側)の層であることが好ましい。これは,追加的に保護するカバー層又は封止体を省いてもよいことを意味している。なぜなら,空洞は,外側の周囲に向かって封止されており,場合によっては,OLED層を保護する気体で充填することが可能だからである。]
[0030] 本発明に係る照明器具は,外側において,少なくとも1つのランプソケットを備えていることが好ましい。ここでは,例えば,ねじ込みソケット,差し込みソケット,バヨネットソケットなどといった,通常知られているあらゆる形状のランプソケットが考慮の対象となる。これによって,市場において既存のホルダシステムと互換性を有する照明器具が実現される。ソケットは,電気的接触に必要なコンタクトを有している。円筒形の構成例では,両端部にそれぞれ,蛍光灯にとって公知の,例えばピン又は同様のものを介したシステムに応じて,対応するソケット,例えば,差し込み接続又は回転差し込み接続用のソケットが設けられていることが好ましい。]
[0031] 本発明はまた,照明器具の製造方法を対象とする。この製造方法では,最初に,中空体を,ガラス,プラスチック,又は他の光透過性の材料から製造する。前記中空体は,中空体の表面よりも比較的小さな1つ又は複数の開口部を除き封止されている。その後,次の作業ステップにおいて,支持材として機能する中空体の内表面に,1つ又は複数の層のOLED配列を設けて,最終的に,中空体の残留している開口部を密閉して封止する。]
[0032] OLED配列の複数の層のうちの少なくとも1つを形成する上述の工程は,中空体の内表面を対応するコーティング材で蒸着,噴霧,印刷することによって,あるいは,スピンコーティング法,スパッタリング法,昇華法,又は回転体を回転,又は揺動するコーティング法によって行うことが好ましい。最後に挙げた幾つかの方法は,コーティング材が,中空体の内表面の上に極めて良好かつ均一に分布されることが実現されるという利点を有している。従来のOLEDでは,平面状の支持材の片側だけをコーティングするため,これらの方法を用いることは出来ず,ここでも,従来のOLEDに対する優位性が存在することになる。加えて,本発明に係る方法では,コーティング材は失われない。]
[0033] 層配列は,光拡散特性又は反射特性を有すると共に,場合によっては,コーティングされた内表面の一部の表面上だけに延在する,少なくとも1つのさらなる層を含んでいてよい。この,通常は,層配列の最も外側の層又は部分層(つまり支持材の内表面の上に直接形成された層又は部分層)は,光の放出を変更するために利用されると共に,光を,例えば,望ましい所定の方角においてのみ放出する,又は,前記方角において強化して放出することを可能にするために利用され得る。]
[0034] 本発明の一変形例によれば,不透明,光を反射,偏光,拡散するように構成され,又は光色を変更させるように構成された,少なくとも1つのさらなる層を,外側の電極層の前に,少なくとも部分的に,中空体の表面の上に形成してもよいし,あるいは,前記外側の電極層自体を,少なくとも部分的に,不透明に,光を反射,偏光,拡散するように構成し,又は光色を変更させるように構成してもよい。こうすることによって,上述の効果と同様の効果,例えば,放射が中空体の規定の部分領域にのみ向けられること,又は光の放射特性がこの部分領域において変更されることを実現することが可能である。]
[0035] 従属請求項に記載の特徴は,本発明に係る課題解決方法の好ましい発展形態に関する。本発明のさらなる利点については,以下の詳細な説明に記載する。]
[0036] 以下に,本発明を,添付の図面を参照しながら,実施形態に基づいて,より詳細に説明する。]
図面の簡単な説明

[0037] 本発明の第1の構成例に係る照明器具を示す,概略的に簡素化された斜視図である。
図1と比べて多少異なるが,図1に類似した解決方法の一構成例に係る照明器具の,中空体の壁の一部分を示す,拡大した断面図である。
本発明の典型的なさらなる一実施例に係る照明器具を示す,概略的に簡素化された側面図である。] 図1
[0038] まず,図1を参照する。図1は,本発明に係る照明器具10を示す基本的な図である。照明器具10は,基本的に,外面において,従来の白熱電球の形状を有している。この照明器具は,部分的にほぼ球形の回転体の形状(フラスコの形又は球根形)をした,ガラスから構成される中空体11を含む。中空体11は,有機発光ダイオードを形成する多層の層配列15のための支持材として機能する。第1の電極12は,図1に係る構成例では,励起の際に光を放出するエミッタ層を含む層配列15の一部である(図2も参照されたい)。この第1の電極は,第1の電気コンタクトと電気的に接続されている。第1の電気コンタクトは,この図には図示されていないが,例えば,照明器具のソケット18の領域に存在している。このソケット18は,例えば,一般的な白熱電球のねじ込みソケットの種類に従って構成されていてよい。図1の構成例では,OLED配列の第2の電極は,いわば点状の電極16(基本的に,小さな球又は同様のもの)であり,電極16は,これもまた図示されていない第2の電気コンタクトに接続された,ほぼ棒状の固定材17の一端に存在している。導電性の媒体を得るために,中空体の空洞は,帯電した粒子,例えばイオンを含有するガス状媒体19を含んでいてよい。ガス状媒体19は,OLED配列の層15に対しては無反応であるが,電極12と電極16との間の電荷輸送については許容する。] 図1 図2
[0039] 図2には,図1と比べて多少異なる構成例の,層配列15の典型的な構成が,断面図に示されている。この図では,両方の電極は,従来のOLEDの場合と同じ様に,層構造の中に含まれているので,ここでは,図1に示した空洞内の電極16および導電性の媒体19は,省いてよい。この層配列15は,第1の外側電極層12を含んでいる。第1の外側電極層12は,支持材として機能するガラスの上,従って中空体11の内表面11aの上に形成されている,例えば蒸着されている。第1の電極層12の上には,エミッタ層13が,例えば昇華法又は蒸着法により形成されている。このエミッタ層13は,有機物質を含む層であり,励起すると,光を,所望の光色に放出する。このエミッタ層は,電極層12と同様に,多層状かつ複雑に構成されていてよい。しかし,このことは,図2の断面図に係る簡略化された図には示されていない。最後に,エミッタ層13の上には,第2の電極層14が形成されている。第2の電極層14も,場合によっては多層状に構成されていてもよい(ここでは,図示されていない)。本発明の本構成例では,この少なくとも3つの層12・13・14から形成された構成が,励起すると,光を,ガラスから構成される透明又は少なくとも半透明の中空体11を介して外部に向かって,基本的に全ての方角に放出する,OLED層配列を形成している。エミッタ層13が,外側に向かって第1の電極層12によって覆われているので,第1の電極層12も,通常,光の通過を可能にするために,透明になっている。こういった透明な電極は,従来のOLEDから公知である。] 図1 図2
[0040] 以下に,図3を参照しながら,本発明に係る照明器具の他のさらなる変形実施例について説明する。この図は,照明器具20を示す,部分的に開放された側面図である。照明器具20は,円筒形の形状および従来の棒状の蛍光灯の印象を有している。両端部において,各ランプソケット21にはそれぞれ,差し込みコンタクト22が設けられているので,照明器具20は,従来の蛍光灯用のホルダ内に固定することが可能である。この照明器具は,ガラスから成るほぼ円筒形の中空体23として構成されており,中空体23の内表面の上には,多層の層配列25が,例えば蒸着法によって形成されている。層配列25は,例えば,図2において層配列について図示した層構造を有している。上述の図2の実施例を参照する。この,層配列25の層構造に含まれる両方の電極は,蛍光灯の各差し込みコンタクト22に,導電的に接続されている。本変形例でも,OLED層は,封止された空洞の中に配置されており,ここで,円筒形の中空体23は,既に,層配列の外側の層のための支持材として機能している。空洞が外側に向かって,密閉して封止されているので,最も内側の層を封止する必要はない。ここでも,中空体23は,ガラスから構成されており,透明又は半透明であるので,光は,ガラスを介して外部に,原則的には全ての方角に放出され得る。従って,従来の蛍光灯と互換性があり,このため問題なく交換することが可能な棒状の照明器具を,照明器具20は,形成する。] 図2 図3
权利要求:

請求項1
少なくとも1つの有機発光層(OLED層)と,少なくとも1つのアノード層および/又はカソード層とを支持材上又は支持材内に備えると共に,これらの電極層を電気的に接触させるためのコンタクト手段を備え,少なくとも前記有機発光層(13)を含む1つの層又は層配列(15)が,支持材として機能する,形状が安定した回転面の内側に形成された,有機発光ダイオード(OLED)に基づく照明器具であって,ガラス,プラスチック,セラミック,又は他の光透過性の材料から構成される,十分に又は完全に閉ざされた中空体(11・23)の内表面が,支持材として機能することを特徴とする照明器具。
請求項2
少なくとも断面が,球形,円筒形,楕円形,フラスコ形,又はろうそく形の回転体(11・23)の内表面(11a)が,前記OLED層(13)でコーティングされていると共に,前記回転体はさらに,少なくとも1つの電極層(12・14)でコーティングされているか,又は前記支持材自体が,少なくとも1つの電極層を有していることを特徴とする請求項1記載の照明器具。
請求項3
基板として機能する硬い前記支持材(11・23)の内表面が,有機発光ダイオードの機能にとって不可欠な層のうちの少なくとも1つを直接備えているか,好ましくは前記電極層のうちの一方の電極層(12)が蒸着,噴霧,印刷されているか,又は,スピンコーティング法,スパッタリング法,昇華法,又は,回転体を回転,又は揺動するコーティング法によって形成された機能的に不可欠な層,特に電極層を有していることを特徴とする請求項1又は2記載の照明器具。
請求項4
中空体として構成された前記支持材の,利用可能なほぼ全ての内表面,又は規定された一部分の表面のみが,有機発光ダイオードの機能にとって不可欠な層の単層,又は多層の層配列(15)によって覆われていることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項記載の照明器具。
請求項5
電球(10),蛍光灯(20),フラスコランプ,球面ランプ,ろうそくランプ,又は同様のものの形状を有していることを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項記載の照明器具。
請求項6
前記中空体(11・23)の内部空間が,周囲に対して,密閉された状態で封止されていることを特徴とする請求項1〜5のいずれか1項記載の照明器具。
請求項7
前記中空体(11・23)の内部空間が一又は複数のガス状の気体を含み,空気又は酸素とは異なる必要な導電性物質を有し,必要な減圧状態とされていることを特徴とする請求項6記載の照明器具。
請求項8
前記中空体(11)の内表面から離間されて,有機発光ダイオードの配列(OLED)の電極の一方として機能する少なくとも1つの第2の電極(16)が,空洞内に,前記層配列から分離されて配置されていることを特徴とする請求項1〜7のいずれか1項記載の照明器具。
請求項9
前記多層のOLED配列(15)は,前記支持材の内側に形成された透明な第1の電極層(12)(アノード又はカソード)と,前記第1の電極層の上に形成された少なくとも1つの有機エミッタ層(13)と,前記有機エミッタ層の上に形成された少なくとも1つの第2の電極層(14)とから構成される層構造を有していることを特徴とする請求項1〜8のいずれか1項記載の照明器具。
請求項10
前記第2の電極層(14)は,前記多層のOLED配列(15)の最も上(最も内側)の層であることを特徴とする請求項9記載の照明器具。
請求項11
前記中空体(11・23)は,少なくとも1つのランプソケット(18・21)を備えていることを特徴とする請求項1〜10のいずれか1項記載の照明器具。
請求項12
少なくとも1つの第2の電極は,好ましくは前記中空体のほぼ中心点に配置された,ほぼ点状の電極(16)であることを特徴とする請求項1〜11のいずれか1項記載の照明器具。
請求項13
前記中空体(11)は,球の形,又は,球面を有する,球の形から派生した形,および,成形された首部領域(特に,フラスコの形,球根形)を有しており,少なくとも1つの前記第2の電極(16)は,前記球又は前記球面のほぼ中心点に配置されていることを特徴とする請求項12記載の照明器具。
請求項14
前記中空体(23)は,ほぼ円筒形を有しており,一端又は両端に,電気的に接触させるためのコンタクト手段(22)を備えるランプソケット(21)を,端面領域において有しており,提供され得る棒状,針金状,又は輪状の第2の電極が,前記中空体のほぼ中心軸の領域に配置されていることを特徴とする請求項1から13のいずれか1項記載の照明器具。
請求項15
請求項1から14のいずれか1項に記載の照明器具の製造方法であって,最初に,中空体を,ガラス,プラスチック,セラミック,又は他の光透過性の材料から作成して前記中空体を前記中空体の表面よりも比較的小さな1つ又は複数の開口部が残留する程度まで閉鎖し,次の作業ステップにおいて,支持材として機能する前記中空体(11)の内表面に,1つ又は複数の層から構成されるOLED配列(15)を設け,最後に,残留している前記中空体の開口部を密閉して封止することを特徴とする照明器具の製造方法。
請求項16
光の拡散,偏光又は反射特性,又は光色を変更する特性を有すると共に,前記中空体のコーティングされた内表面の一部の必要な表面上に延在する,少なくとも1つのさらなる層を形成することを特徴とする請求項15記載の照明器具の製造方法。
請求項17
前記中空体の表面における少なくとも一部の領域に不透明,光反射性,偏光性又は拡散性に構成され,又は光色を変更するように構成された少なくとも1つのさらなる層を,外側の電極層の形成前に形成し,又は,少なくとも前記領域に存在する前記外側の電極層を不透明,光反射性,光拡散性に形成するか,又は,光の偏光,反射又は拡散,又は光色を変更するさらなる素子を空洞内に配置することを特徴とする請求項15又は16記載の照明器具の製造方法。
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